2012年9月3日月曜日

映画際の翻訳の話 5:表記の大切さ

学校の授業では、書式や表記について何度も指導があった。
今回、共訳して、その大切さがよく分かった。

互いの訳をチェックし合う。
6000-8000ワードの英語と、
1000枚を超える字幕を1日半ほどで読み、
コメントをする。

その目的は、解釈や言葉選びについて、その人が違和感があったのかが聞くことだ。

NHKなり朝日新聞なり、指定された漢字が使えるかどうかは
誰かに聞かなくても用語集をあたれば済むこと。
字幅や制限文字数の乖離もしかり。
「あれ、この漢字って、使えるっけ?」とチェックするのも
手間がかかる。面倒くさいものだ。
スケジュールが詰まっている中で、表記のことに
時間を割くのは、もったいない。

使えない漢字を指摘された。
他人の時間を奪ってしまったようで
非常に申し訳ない気持ちになった。

NHKの漢字表記では、
時間が経つにつれ の「経つ」は「たつ」。

~過ぎるは、動詞+過ぎるは漢字、形容詞+すぎるは、かな。
飲み過ぎた ○  飲みすぎた X
甘すぎる ○  甘過ぎる X 
 
漢字にもっと敏感にならなくてはと反省した。

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