私は、心が狭いのかもしれない。
献辞は内輪ネタっぽくて、あまり好きではない。
わざわざ貴重なページを割いてさ、
メディアを使わず当事者間で直接やってよ、と思ってしまう。
「親愛なるマイクヘ」くらいなら、書いてあってもいいけれど、
それでも「マイクって誰なん?」と若干ストレスである。
訳者あとがきなども然り。
後半に差し掛かり、誰々さん、ありがとう、誰々さん、お世話になりました
というのが続くと、もう読む気がうせる。
しかし、岩波少年文庫から出ている、ナルニア国ものがたりシリーズの第1話「ライオンと魔女」は思わず感情移入をしてしまった。衝撃的だった。
控えめで温かい眼差しの献辞。
目に涙がたまった。
こんなに心を奪われたのは初めてだ。
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