ER8
ロマノ:I don't know what you're talking about.
(何の話だ?)
ケリー:I think you do.
このケリーのセリフである。
私は、
ケリー:分かるでしょう?
とした。
まぁ、文字通りというか、これくらいですと、平凡でしょうか。。。
字幕では、
ケリー:とぼけないで
となっていた。
うーむ。
doやbe動詞、yes/noのセリフに
言葉を載せるのは難しい。
そして、そこに人の差がでるのだろう。
2009年8月15日土曜日
2009年8月13日木曜日
謙虚に
ER8.
外科部長のロマノは、早口なので、
すべての情報が字幕には出てこない。
それゆえ、どこが訳出されているかが気になる人である。
また、へええ、こういう言い方があるんだ、と思うことが多い。
As ordered, I backed off, but she was determined to to leave.
字幕は、「解雇を取り消すと言ったが―」であった。
前後関係から、訳には英語にはない、解雇云々の話が盛り込まれている。
最初、解雇を言い渡したが、まぁ、わかった、そんなら取り消すわ、と
いうことで、back offの意味も色々だが、「譲歩する」「折れる/妥協する」が近いだろう。
「back」も「off」も易しい身近な言葉である。
知っている単語が並んでいると、どうも何となく読み進めてしまうことがある。
しかし、それが一緒になると、実は、よく分からっていないことが多い。
身近な単語こそ、謙虚に辞書をあたる癖をつけようと思った。
もう1つオマケ。
字幕に出てこなかった捨て台詞があった。
Go figure.
go も figure も分かるけど、
go figureってなんだ?
わからないな。
それは、まさに「意味がわからない」という意味だった。
外科部長のロマノは、早口なので、
すべての情報が字幕には出てこない。
それゆえ、どこが訳出されているかが気になる人である。
また、へええ、こういう言い方があるんだ、と思うことが多い。
As ordered, I backed off, but she was determined to to leave.
字幕は、「解雇を取り消すと言ったが―」であった。
前後関係から、訳には英語にはない、解雇云々の話が盛り込まれている。
最初、解雇を言い渡したが、まぁ、わかった、そんなら取り消すわ、と
いうことで、back offの意味も色々だが、「譲歩する」「折れる/妥協する」が近いだろう。
「back」も「off」も易しい身近な言葉である。
知っている単語が並んでいると、どうも何となく読み進めてしまうことがある。
しかし、それが一緒になると、実は、よく分からっていないことが多い。
身近な単語こそ、謙虚に辞書をあたる癖をつけようと思った。
もう1つオマケ。
字幕に出てこなかった捨て台詞があった。
Go figure.
go も figure も分かるけど、
go figureってなんだ?
わからないな。
それは、まさに「意味がわからない」という意味だった。
2009年8月11日火曜日
がんばって
ERにチェンという、中国人の女性ドクターがいる。
(不機嫌な目線が、なかなかセクシー)
突然3週間の休暇をとったERの部長代理のケリーが仕事に戻り
久しぶりに顔を合わせた二人のやり取り。
チェン: Hey, I've never got a chance to say thank you.
ケリー:For what?
チェン:I've got may chief resident confrimation.
I won't let you down.
ケリー:I'm sure you won't.
気になったのは、太字部分であった。
直訳すると、、、
チェン: 私は あなたを がっかりさせませんよ
ケリー:あなたは 私を がっかりさせないでしょうね
ここは、字数は、足りないし、
合いの手があるから、何もなかったことにもできない。
大体、「がっかりさせないわ」的なことを短くなんて表現するのだろうか。
字幕では、、、
チェン:お礼を言わないと
(Hey, I've never got a chance to say thank you.)
ケリー:何の?
(For what?)
チェン:チーフ・レジデントに決まりました
(I've got may chief resident confrimation.I won't let you down.)
ケリー:がんばって
(I'm sure you won't.)
let you downはカット。
そこのうまい言い方を、知りたかったのになぁ!
「チーフ・レジデント」の方が重要だから仕方がないか。。。
これが、スゴイと思ったのは、
その訳さなかった部分を受けての発言なのに、
合いの手を「がんばって」とすることで、
つじつまも合い、そして
「私がんばるわ」と言った字幕にならない部分を、後から補っている点である。
そして、「がんばる」で、(変な言い方だが、、、)逃げてしまったところもうまい。
「がんばる」は、日本語特有だ。
あなたなら大丈夫よ、という気持ちも含めてしまう便利な言葉だな、と思う。
(不機嫌な目線が、なかなかセクシー)
突然3週間の休暇をとったERの部長代理のケリーが仕事に戻り
久しぶりに顔を合わせた二人のやり取り。
チェン: Hey, I've never got a chance to say thank you.
ケリー:For what?
チェン:I've got may chief resident confrimation.
I won't let you down.
ケリー:I'm sure you won't.
気になったのは、太字部分であった。
直訳すると、、、
チェン: 私は あなたを がっかりさせませんよ
ケリー:あなたは 私を がっかりさせないでしょうね
ここは、字数は、足りないし、
合いの手があるから、何もなかったことにもできない。
大体、「がっかりさせないわ」的なことを短くなんて表現するのだろうか。
字幕では、、、
チェン:お礼を言わないと
(Hey, I've never got a chance to say thank you.)
ケリー:何の?
(For what?)
チェン:チーフ・レジデントに決まりました
(I've got may chief resident confrimation.I won't let you down.)
ケリー:がんばって
(I'm sure you won't.)
let you downはカット。
そこのうまい言い方を、知りたかったのになぁ!
「チーフ・レジデント」の方が重要だから仕方がないか。。。
これが、スゴイと思ったのは、
その訳さなかった部分を受けての発言なのに、
合いの手を「がんばって」とすることで、
つじつまも合い、そして
「私がんばるわ」と言った字幕にならない部分を、後から補っている点である。
そして、「がんばる」で、(変な言い方だが、、、)逃げてしまったところもうまい。
「がんばる」は、日本語特有だ。
あなたなら大丈夫よ、という気持ちも含めてしまう便利な言葉だな、と思う。
2009年8月9日日曜日
2つを1つにまとめ
私はERが好きなので、ひとまずこれで勉強しようと思っている。
自分で訳してみると、字幕に、
実にいろんな工夫がこめられていることが分かる。
ER8の第1話。
浮浪者らしき人が運ばれくる。
「彼がオペで死なずに済んでも
ほうり出すわけにはいかない
衰弱して動けないから犬に食われる」
と、いうセリフの後。
マーク: It happens.
エリザベス: In Chicago?
マーク: A lot. A cop told me.
最後のセリフは、
「よくある 警察が言ってた」である。
しかし、字幕では、
「よくある」
「シカゴで?」
「警察が言ってた」
となっていた。
最初は、it happensであり、ここだけでは、
「よくある」ではない。
でも、後半の「A lot」の情報をそこに載せ、
後半では警察の話を出すことができている。 こういう工夫って、自分で訳そうとしてみないと
気づかないものだな。
自分で訳してみると、字幕に、
実にいろんな工夫がこめられていることが分かる。
ER8の第1話。
浮浪者らしき人が運ばれくる。
「彼がオペで死なずに済んでも
ほうり出すわけにはいかない
衰弱して動けないから犬に食われる」
と、いうセリフの後。
マーク: It happens.
エリザベス: In Chicago?
マーク: A lot. A cop told me.
最後のセリフは、
「よくある 警察が言ってた」である。
しかし、字幕では、
「よくある」
「シカゴで?」
「警察が言ってた」
となっていた。
最初は、it happensであり、ここだけでは、
「よくある」ではない。
でも、後半の「A lot」の情報をそこに載せ、
後半では警察の話を出すことができている。 こういう工夫って、自分で訳そうとしてみないと
気づかないものだな。
2009年8月6日木曜日
日本映像翻訳アカデミーに行ってみた
無料体験講義に申し込んだ。
聴講に来ているのは9割が女性であった。
最初に、修了生はこんな仕事しました、と
色んな映画やドラマの紹介があった。
その後、代表の男性にバトンタッチ。
模擬授業を勝手にイメージしていたけれど
映像翻訳の現状と展望、
学校について、
など、いわゆる説明会だった。
・マーケットは拡大している
・OJTが充実している
・修了生がこんな仕事をしている
だった。
多くの修了生が現場で仕事をしている。
その域に達する人が多いのは分かった。
でも、その分、下に広がる山すそだって広い。
「1等が出ました」という宝くじ売り場と同じかな。
過去に、出たのは、分かった。
でも、それ以上に、ハズレが出ている。
自分が当たるか否かは自分次第だ。
講義では宿題が毎回出て、字幕、吹き替えに偏らない
授業があるのはよいと思った。
学校に行くなら、ここかなと思った。
心配なのは、授業料だな。
聴講に来ているのは9割が女性であった。
最初に、修了生はこんな仕事しました、と
色んな映画やドラマの紹介があった。
その後、代表の男性にバトンタッチ。
模擬授業を勝手にイメージしていたけれど
映像翻訳の現状と展望、
学校について、
など、いわゆる説明会だった。
・マーケットは拡大している
・OJTが充実している
・修了生がこんな仕事をしている
だった。
多くの修了生が現場で仕事をしている。
その域に達する人が多いのは分かった。
でも、その分、下に広がる山すそだって広い。
「1等が出ました」という宝くじ売り場と同じかな。
過去に、出たのは、分かった。
でも、それ以上に、ハズレが出ている。
自分が当たるか否かは自分次第だ。
講義では宿題が毎回出て、字幕、吹き替えに偏らない
授業があるのはよいと思った。
学校に行くなら、ここかなと思った。
心配なのは、授業料だな。
2009年8月5日水曜日
映像テクノアカデミアに行ってみた
映像翻訳の勉強をしたい。
字幕の翻訳って、みんなどうやって勉強してるんだろう。
DVDみて、スクリプトを見て、訳してみて、
字幕を見て、「あぁ、こんな風に言うの?」と思う。
その繰り返ししかないのだろうか。
目に見えるものではないので、
自分で、自分の成果を感じ取ることができない。
何かヒントを得ようと、割と大きな本屋に足を運ぶも
字幕翻訳に関する書籍がない。
字幕翻訳ソフトに関する書籍がない。
閉ざされた世界なのか。
やっぱり学校なのかな?
学校について調べて、資料請求をした学校のうち、
映像テクノメディアの授業見学を申し込んだ。
授業が始まる5分前。
私はギリギリになってしまった。
クラスは20名ほどか。女性が多い。
25-35歳のレンジと思われる。
先生は、半分くらい金髪にした、アバンギャルドな髪型だった。
映画の割引券を配ったが、私の列で1枚足りなくなった。
私が見学者だから、もらうなって事だったのかな?
授業が始まる。
手元にはA4一枚のスクリプト。
映画の冒頭を流す。
タイトルがでて、音楽とキャストの名前がでる。
その後、セリフのない映像がつづく。
80年代アメリカの今となっては目をあてられないダサダサ映画だったので、
途中からぼさっとしていた。
すると、パチっと止めた。
びっくりした。
そこまでの、映画の冒頭で感じたこと
わかることなどを当てていった。
それをホワイトボードに書き綴った。
これに随分時間をかけていた。
映画の冒頭はカタログのようなものだから
しっかり見て欲しい、ということだった。
そして、その日に取り上げあるシーンまでを
途中、簡単なコメントで説明した。
はい、どうぞ、と訳す時間。
私はこれを当たりなどしながら、コメントするのだと思った。
すると、ここはこういうことを言ってるんですねー、
くらいの解説だけだった。
その後、古い訳が配られ、先生が女性を女性らしく訳したものと男っぽく訳したもの
2パターンが配られ、英語のスクリプトは回収された。
え、これで終わり?とビックリした。
宿題もなさそうだった。家で自習、学校はプレゼンの場だと思っていたのに。
学校で、訳す時間を与えられて、模範例をもらう。
それを家で復習ということか。
映画を見た後の議論なら、夫やのっちゃんとすればよいではないか。
また、ううううん、こんな風に訳すんだ、と
他人がどんな訳をするのかを知ることもなく、
私の訳に対する先生のコメントがないのなら、
通信教育とあまり変わらない気がした。
テクノアカデミアは、バックに東北新社がついているおかげで
生徒も集めやすいのだろう。
果たして、この中で何名が本当にデビューするのだろうか。
道なき道に進もうとしていることを改めて感じた。
また、翻訳は教えられるものでもなく、
教わるものでもない。
盗んで、感じ取るしかないんだな、と思った。
その日は夏休み前、最後の授業だという。
宿題が出ていた。
映画について1500-2500字程度で語れ、ということだった。
映画を見たら、レビューを書くようにしよう。
字幕の翻訳って、みんなどうやって勉強してるんだろう。
DVDみて、スクリプトを見て、訳してみて、
字幕を見て、「あぁ、こんな風に言うの?」と思う。
その繰り返ししかないのだろうか。
目に見えるものではないので、
自分で、自分の成果を感じ取ることができない。
何かヒントを得ようと、割と大きな本屋に足を運ぶも
字幕翻訳に関する書籍がない。
字幕翻訳ソフトに関する書籍がない。
閉ざされた世界なのか。
やっぱり学校なのかな?
学校について調べて、資料請求をした学校のうち、
映像テクノメディアの授業見学を申し込んだ。
授業が始まる5分前。
私はギリギリになってしまった。
クラスは20名ほどか。女性が多い。
25-35歳のレンジと思われる。
先生は、半分くらい金髪にした、アバンギャルドな髪型だった。
映画の割引券を配ったが、私の列で1枚足りなくなった。
私が見学者だから、もらうなって事だったのかな?
授業が始まる。
手元にはA4一枚のスクリプト。
映画の冒頭を流す。
タイトルがでて、音楽とキャストの名前がでる。
その後、セリフのない映像がつづく。
80年代アメリカの今となっては目をあてられないダサダサ映画だったので、
途中からぼさっとしていた。
すると、パチっと止めた。
びっくりした。
そこまでの、映画の冒頭で感じたこと
わかることなどを当てていった。
それをホワイトボードに書き綴った。
これに随分時間をかけていた。
映画の冒頭はカタログのようなものだから
しっかり見て欲しい、ということだった。
そして、その日に取り上げあるシーンまでを
途中、簡単なコメントで説明した。
はい、どうぞ、と訳す時間。
私はこれを当たりなどしながら、コメントするのだと思った。
すると、ここはこういうことを言ってるんですねー、
くらいの解説だけだった。
その後、古い訳が配られ、先生が女性を女性らしく訳したものと男っぽく訳したもの
2パターンが配られ、英語のスクリプトは回収された。
え、これで終わり?とビックリした。
宿題もなさそうだった。家で自習、学校はプレゼンの場だと思っていたのに。
学校で、訳す時間を与えられて、模範例をもらう。
それを家で復習ということか。
映画を見た後の議論なら、夫やのっちゃんとすればよいではないか。
また、ううううん、こんな風に訳すんだ、と
他人がどんな訳をするのかを知ることもなく、
私の訳に対する先生のコメントがないのなら、
通信教育とあまり変わらない気がした。
テクノアカデミアは、バックに東北新社がついているおかげで
生徒も集めやすいのだろう。
果たして、この中で何名が本当にデビューするのだろうか。
道なき道に進もうとしていることを改めて感じた。
また、翻訳は教えられるものでもなく、
教わるものでもない。
盗んで、感じ取るしかないんだな、と思った。
その日は夏休み前、最後の授業だという。
宿題が出ていた。
映画について1500-2500字程度で語れ、ということだった。
映画を見たら、レビューを書くようにしよう。
2009年8月4日火曜日
SST講座に行ってみた
字幕の作成ソフトに「SST」というのがあるらしい。
求人を見ていると、その文字をよく目にする。
私は、使ったことはないけれど、「わかります」とは言いたい。
ソフトを調べていると、通学のSST講座はいくつかあるけれど、
あんなPCソフトの類に、金を使っている余裕はない。
アイコンの意味を覚えれば済む話でありましょう。
これだけ普及しているのだ。難しい訳がない。
なつめ社の「できる」シリーズ的な本が、手元に一冊あり、
触っていくうちに、操作はできるようになるはずだ。
そう思って、SST関連のアマゾンを検索しても一向に出てこない。
うーん、そんなにマニアックなソフトなのか?
1冊だけ見つけたけれど、中身が見えないからなぁ。
大丈夫なのか?
製作会社のカンバス社が規制しているのかと思い、
HPを見るも、ガイドブックは発売していない。
PDFでマニュアルが見えるだけだ。
すると、無料講座やってます、とある。
なーんだ、これ申し込めばよいではないか。
ということで、早速、足を運んだ。
これが、実に良かった。
とあるビルの3階にエレベータで上がる。
受付においてある電話で、「受付」の番号を呼ぶと
パーテションの裏で、着信音が聞こえ、
受話器と耳から相手の声が聞こえる。
「お待ちしておりました」と女性が小さな打ち合せ部屋に通してくれる。
冷えた麦茶をいただきました。
ノートPCを操作しながら、使い方を説明する。
とても分かりやすい。彼女の説明もだが、ソフトがシンプルである。
そして、うーん、それは便利、などと思う。
昔は、大変だったんだろうなぁ。
最後に、ソフトの値段を聞き、こりゃ当分買えないな、と思った。
お礼を言って、会社を後にした。
これがタダってスゴイ!
おすすめです。
求人を見ていると、その文字をよく目にする。
私は、使ったことはないけれど、「わかります」とは言いたい。
ソフトを調べていると、通学のSST講座はいくつかあるけれど、
あんなPCソフトの類に、金を使っている余裕はない。
アイコンの意味を覚えれば済む話でありましょう。
これだけ普及しているのだ。難しい訳がない。
なつめ社の「できる」シリーズ的な本が、手元に一冊あり、
触っていくうちに、操作はできるようになるはずだ。
そう思って、SST関連のアマゾンを検索しても一向に出てこない。
うーん、そんなにマニアックなソフトなのか?
1冊だけ見つけたけれど、中身が見えないからなぁ。
大丈夫なのか?
製作会社のカンバス社が規制しているのかと思い、
HPを見るも、ガイドブックは発売していない。
PDFでマニュアルが見えるだけだ。
すると、無料講座やってます、とある。
なーんだ、これ申し込めばよいではないか。
ということで、早速、足を運んだ。
これが、実に良かった。
とあるビルの3階にエレベータで上がる。
受付においてある電話で、「受付」の番号を呼ぶと
パーテションの裏で、着信音が聞こえ、
受話器と耳から相手の声が聞こえる。
「お待ちしておりました」と女性が小さな打ち合せ部屋に通してくれる。
冷えた麦茶をいただきました。
ノートPCを操作しながら、使い方を説明する。
とても分かりやすい。彼女の説明もだが、ソフトがシンプルである。
そして、うーん、それは便利、などと思う。
昔は、大変だったんだろうなぁ。
最後に、ソフトの値段を聞き、こりゃ当分買えないな、と思った。
お礼を言って、会社を後にした。
これがタダってスゴイ!
おすすめです。
2009年8月3日月曜日
11: 翻訳会社の2次試験の結果と決心
翻訳会社の2次試験を受けた。
この日までに連絡します、という日の夜。
日中は落ち着かなかった。
前回も、この会社は夜8時過ぎに連絡をしてきた。
今回も同じだった。
テーブルに置いてあった携帯電話にメールが届いた。
会社からだった。
ドキドキした。
一瞬目を瞑り、お願いします!と「受信」を押す。
>先日はありがとうございました。
など、前置きがある。
>残念ながら、今回は見送らさせて・・・
あー!ダメだったか。
携帯電話を置く。
ダメだったとわかると、面接のやり取りがよみがえってくる。
そりゃそうだよな、と思うことばかり思い出される。
そうやすやすと転職がうまくいくわけない。
淡い期待を寄せた私が甘かった。
でも、これでわかった。
ちゃんと、目指そう。
この日までに連絡します、という日の夜。
日中は落ち着かなかった。
前回も、この会社は夜8時過ぎに連絡をしてきた。
今回も同じだった。
テーブルに置いてあった携帯電話にメールが届いた。
会社からだった。
ドキドキした。
一瞬目を瞑り、お願いします!と「受信」を押す。
>先日はありがとうございました。
など、前置きがある。
>残念ながら、今回は見送らさせて・・・
あー!ダメだったか。
携帯電話を置く。
ダメだったとわかると、面接のやり取りがよみがえってくる。
そりゃそうだよな、と思うことばかり思い出される。
そうやすやすと転職がうまくいくわけない。
淡い期待を寄せた私が甘かった。
でも、これでわかった。
ちゃんと、目指そう。
2009年8月2日日曜日
10: 2次面接
とある日曜日。
東京は久々にからりと晴れ、強い日が差していた。
翻訳会社の2次試験を受けるべく、家を出た。
暑さからか緊張からか、ノドが乾く。
少し早くついたので、駅で買ったポカリスエットをゴクリ。
そして、日陰で深呼吸。
1時からのアポ。チャイムを押した。
部屋に通されると、まだ前の人が面接をしていたが、
もう終わりかけの様子だった。
社長と、面接を受けていた女性が出てきたので、振り返って「こんにちは」と挨拶をした。
声を出すと少し緊張もほぐれる気がする。
二人とも挨拶を返してくれ、彼女は帰った。
どうぞ、と言われ部屋に入る。
面接らしい面接ではなかった。
職務経歴を説明することもなく、
退職理由も聞かれることも無かった。
90名の書類のうち、16名にトライアルを受けさせ、
4名の面接をするという。
そして、2名を採用する。
条件を提示される。
6ヶ月間はアルバイト。
時給1150円
交通費支給
社会保険無
土日祝休み
当初、1名取るだけの予定だったらしいが、
一人年末から産休に入るらしく、2名採用するという。
ううう、2%の狭き門。
待遇の悪さは致し方なかろう。
最初の6ヶ月間がバイトなのは、試用期間がどうしてもほしいのだと言う。
これまで、何人もクビにしてきた、と社長が言う。
今回の募集も、クビにしたからだと言う。
態度が悪い、出来が悪い、常識がない、など。
特に帰国子女に偉そうなヤツが多い、出来ないくせに!と怒っていた。
誤訳が多いのもクビ、という。
たしかに、誤訳は致命的だな。気をつけよう。
彼は、できない人は、ばっさりクビにし、
稼ぐ人の報酬はきちんと上げるのが
ポリシーのようである。
至極当たり前にも聞こえるが、そんなにクビが続出って!
私、やっていけるだろうか。。。
終始、和やかな雰囲気ではあった。
しかし、あまり自分をアピールできず、
また、質問にうまく返せなかったことを反省してると
自信がない。
結果は月か火曜には、という。
落ち着かない。
返事が来るまで。
つづく
東京は久々にからりと晴れ、強い日が差していた。
翻訳会社の2次試験を受けるべく、家を出た。
暑さからか緊張からか、ノドが乾く。
少し早くついたので、駅で買ったポカリスエットをゴクリ。
そして、日陰で深呼吸。
1時からのアポ。チャイムを押した。
部屋に通されると、まだ前の人が面接をしていたが、
もう終わりかけの様子だった。
社長と、面接を受けていた女性が出てきたので、振り返って「こんにちは」と挨拶をした。
声を出すと少し緊張もほぐれる気がする。
二人とも挨拶を返してくれ、彼女は帰った。
どうぞ、と言われ部屋に入る。
面接らしい面接ではなかった。
職務経歴を説明することもなく、
退職理由も聞かれることも無かった。
90名の書類のうち、16名にトライアルを受けさせ、
4名の面接をするという。
そして、2名を採用する。
条件を提示される。
6ヶ月間はアルバイト。
時給1150円
交通費支給
社会保険無
土日祝休み
当初、1名取るだけの予定だったらしいが、
一人年末から産休に入るらしく、2名採用するという。
ううう、2%の狭き門。
待遇の悪さは致し方なかろう。
最初の6ヶ月間がバイトなのは、試用期間がどうしてもほしいのだと言う。
これまで、何人もクビにしてきた、と社長が言う。
今回の募集も、クビにしたからだと言う。
態度が悪い、出来が悪い、常識がない、など。
特に帰国子女に偉そうなヤツが多い、出来ないくせに!と怒っていた。
誤訳が多いのもクビ、という。
たしかに、誤訳は致命的だな。気をつけよう。
彼は、できない人は、ばっさりクビにし、
稼ぐ人の報酬はきちんと上げるのが
ポリシーのようである。
至極当たり前にも聞こえるが、そんなにクビが続出って!
私、やっていけるだろうか。。。
終始、和やかな雰囲気ではあった。
しかし、あまり自分をアピールできず、
また、質問にうまく返せなかったことを反省してると
自信がない。
結果は月か火曜には、という。
落ち着かない。
返事が来るまで。
つづく
2009年8月1日土曜日
9: トライアルの結果
先日、とある日曜に、翻訳会社のトライアルを受けた。
散々であった。
絶対ダメだ、と思った。
そして、月曜は何事もなく、火曜日になる。。
社内の会議が終わり、PCをあける。
すると、gmailに新着メール、件名は「採用結果と面接について」
うわ!どきどきした。
gmailは、冒頭部分のプレビューがでる。
先日はありがとうございました―と続いている。
えい、やー!とクリックする。
2次試験に来て欲しいという案内だった。
わ・トライアル、通ってしまった。
ビギナーズラック?
思わず顔がほころぶ。
と、同時に緊張してきた。
次は面接。
つづく
散々であった。
絶対ダメだ、と思った。
そして、月曜は何事もなく、火曜日になる。。
社内の会議が終わり、PCをあける。
すると、gmailに新着メール、件名は「採用結果と面接について」
うわ!どきどきした。
gmailは、冒頭部分のプレビューがでる。
先日はありがとうございました―と続いている。
えい、やー!とクリックする。
2次試験に来て欲しいという案内だった。
わ・トライアル、通ってしまった。
ビギナーズラック?
思わず顔がほころぶ。
と、同時に緊張してきた。
次は面接。
つづく
2009年7月30日木曜日
8: 夫と話し合う
翻訳会社を受けに行った帰り道。
夫に責められる。
今まで会計の勉強してたのに、何で映画の会社うけるの?と。
のつづき。
その夜、私はトライアルが出来なかったことに凹んでいた。
また、自分のこれからのことを考えて凹んでいた。
夫とのっちゃんと話した。
わたし、わかったんだよ。
会計の勉強をすることが、
会計士になることが、自分がやりたいことにつながるんだ、と
思い込んでいたことを。
トライアルで不思議の国のアリスを訳したら
すごく楽しかった。
私は、自分が間違っていたことに気づいた。
映像翻訳なんて、愛知にいた頃は学校もないし
仕事もない。雲のような存在だった。
だから、目指そうなんて考えもしなかった。
食べていけるわけがないと思った。
求人の中で自分の道を選ぶしかなかった。
結果的に、実務翻訳を目指す方向になった。
東京に来て、映画会社の求人があったり、
今日みたいな翻訳の求人があったりして、
ビックリした。
面接までこぎつけて、もしかしたら
無理じゃないのかもしれないと思ったら、
どうして、今までがんばらなかったのかを悔やんだ。
でも、そのおかげで、はっきりわかった。
私は、自分で自分に制限をかけて、あきらめさせていたんだ。
何てことをしてしまったんだ。
もう時間はもどってこない。
私は、ポロポロないた。
夫は、がんばれ、と言った。
のっちゃんは、やりたいことがわかってよかった、と言った。
60万のローンはまだ残っている。
どうしよう、と私はまた泣いた。
金なんて、後でどうにでもなる、と夫は言った。
つづく
夫に責められる。
今まで会計の勉強してたのに、何で映画の会社うけるの?と。
のつづき。
その夜、私はトライアルが出来なかったことに凹んでいた。
また、自分のこれからのことを考えて凹んでいた。
夫とのっちゃんと話した。
わたし、わかったんだよ。
会計の勉強をすることが、
会計士になることが、自分がやりたいことにつながるんだ、と
思い込んでいたことを。
トライアルで不思議の国のアリスを訳したら
すごく楽しかった。
私は、自分が間違っていたことに気づいた。
映像翻訳なんて、愛知にいた頃は学校もないし
仕事もない。雲のような存在だった。
だから、目指そうなんて考えもしなかった。
食べていけるわけがないと思った。
求人の中で自分の道を選ぶしかなかった。
結果的に、実務翻訳を目指す方向になった。
東京に来て、映画会社の求人があったり、
今日みたいな翻訳の求人があったりして、
ビックリした。
面接までこぎつけて、もしかしたら
無理じゃないのかもしれないと思ったら、
どうして、今までがんばらなかったのかを悔やんだ。
でも、そのおかげで、はっきりわかった。
私は、自分で自分に制限をかけて、あきらめさせていたんだ。
何てことをしてしまったんだ。
もう時間はもどってこない。
私は、ポロポロないた。
夫は、がんばれ、と言った。
のっちゃんは、やりたいことがわかってよかった、と言った。
60万のローンはまだ残っている。
どうしよう、と私はまた泣いた。
金なんて、後でどうにでもなる、と夫は言った。
つづく
2009年7月29日水曜日
7: 夫に責められる
翻訳会社の一次試験は、トライアルとアンケートだった。
面接はなかった。
のつづき。時計を見ると1時間半以上かかったみたい。
夫とのっちゃん(友人)は、近くの喫茶店で勉強をしていた。
地下鉄で試験のことを話す。
自宅の最寄駅を降りた。
夫は、「手取りいくらなん?」という。
「20万以上って書いてあるから、多分17・8じゃないかな―
だめなの?いいでしょ?私のことなんだから」
また、金?そりゃ、無いけどさ、我が家には。
夫がイライラしているのが、腹が立った。
「なんで?応援してくれないの?」
「そうじゃなくて。なんでコロコロ変えるんだよ。大原(簿記の学校)どうすんの?」
「・・・」
「そこ受かったら、絶対行かなくなるでしょう?
もったいない。ちゃんと考えろよ。最初にさ。ジャンルを決めるときに。
やりたいこと、やれよ」
そうだけど。
考えて、その時に一番正しいと思ったんだ。。。
ああ、大原に振り込んだ授業料。
もう戻ってはこない。。。
残るローンがイタイ。
仕事で取り戻そう。
あれは過ちだったかもしれない、でも、あのプロセスは必要だった、と後で言えるよう、
これから一生懸命がんばろう。
つづく
面接はなかった。
のつづき。時計を見ると1時間半以上かかったみたい。
夫とのっちゃん(友人)は、近くの喫茶店で勉強をしていた。
地下鉄で試験のことを話す。
自宅の最寄駅を降りた。
夫は、「手取りいくらなん?」という。
「20万以上って書いてあるから、多分17・8じゃないかな―
だめなの?いいでしょ?私のことなんだから」
また、金?そりゃ、無いけどさ、我が家には。
夫がイライラしているのが、腹が立った。
「なんで?応援してくれないの?」
「そうじゃなくて。なんでコロコロ変えるんだよ。大原(簿記の学校)どうすんの?」
「・・・」
「そこ受かったら、絶対行かなくなるでしょう?
もったいない。ちゃんと考えろよ。最初にさ。ジャンルを決めるときに。
やりたいこと、やれよ」
そうだけど。
考えて、その時に一番正しいと思ったんだ。。。
ああ、大原に振り込んだ授業料。
もう戻ってはこない。。。
残るローンがイタイ。
仕事で取り戻そう。
あれは過ちだったかもしれない、でも、あのプロセスは必要だった、と後で言えるよう、
これから一生懸命がんばろう。
つづく
2009年7月28日火曜日
6: 翻訳会社のトライアル
翻訳会社の書類審査が通り、
一次試験を受けに来たら、
みんな普段着?!の続き。
トビラが開く。
男性と目が合う。
黒いシャツに黒いパンツ。
ドスのきいた視線に恰幅のよさ。
一瞬で社長だと思った。
「こんにちは!」と私は言うと、
こんにちはと感じよく返してくださった。
あ・いいひとだなと思った。
部屋に通され、PCの前に座る。
早速トライアル課題の指示がある。
ファイルを開けると、ディズニーのドキュメンタリーフィルムのベタ訳。
ナレーションは、格調高い雰囲気で、いささか大人向け、
アニメーションは子どもでもわかるように、
そして、歌の歌詞は生き生きと、リズムよく訳さなくてはならない。
アニメーション部分は、不思議の国のアリスだった。
難しかった。
自分の出来の悪さを痛感する。
でも、楽しい。
物語を訳すのってこんなに楽しかったっけ。
忘れていた。
私がやりたいことって、こういうことだったのに
何していたんだろう。
悔やまれて、泣きそうになった。
その後、アンケート用紙のようなものを渡される。
好きな映画とその理由、
人と変わった趣味、など100字程度で書いた。
家族について書く欄では、父について書いた。
別に仲が悪いわけじゃないが、あまり話をしたことがない。
父は自分のことをすすんで話す方ではなく
私に干渉することもない。
お互い照れくさいのか、人生の話などしたことはなかった。
しかし、私が東京に来てから、メールをするようになり
距離は離れたが、本当の距離は以前より近くなった気がする。
そういうようなことを書いているうちに、
すでに涙腺がゆるんだ私は泣けてきてしまった。
涙をおさえながら、他の項目も書き上げた。
変な人だと思われたかな。
つづく
一次試験を受けに来たら、
みんな普段着?!の続き。
トビラが開く。
男性と目が合う。
黒いシャツに黒いパンツ。
ドスのきいた視線に恰幅のよさ。
一瞬で社長だと思った。
「こんにちは!」と私は言うと、
こんにちはと感じよく返してくださった。
あ・いいひとだなと思った。
部屋に通され、PCの前に座る。
早速トライアル課題の指示がある。
ファイルを開けると、ディズニーのドキュメンタリーフィルムのベタ訳。
ナレーションは、格調高い雰囲気で、いささか大人向け、
アニメーションは子どもでもわかるように、
そして、歌の歌詞は生き生きと、リズムよく訳さなくてはならない。
アニメーション部分は、不思議の国のアリスだった。
難しかった。
自分の出来の悪さを痛感する。
でも、楽しい。
物語を訳すのってこんなに楽しかったっけ。
忘れていた。
私がやりたいことって、こういうことだったのに
何していたんだろう。
悔やまれて、泣きそうになった。
その後、アンケート用紙のようなものを渡される。
好きな映画とその理由、
人と変わった趣味、など100字程度で書いた。
家族について書く欄では、父について書いた。
別に仲が悪いわけじゃないが、あまり話をしたことがない。
父は自分のことをすすんで話す方ではなく
私に干渉することもない。
お互い照れくさいのか、人生の話などしたことはなかった。
しかし、私が東京に来てから、メールをするようになり
距離は離れたが、本当の距離は以前より近くなった気がする。
そういうようなことを書いているうちに、
すでに涙腺がゆるんだ私は泣けてきてしまった。
涙をおさえながら、他の項目も書き上げた。
変な人だと思われたかな。
つづく
2009年7月27日月曜日
5: スーツじゃないの?
私の転職に夫はいささか不満げだった、のつづき。
翻訳会社の一次試験の日がやってきた。
試験は、日曜日。
私は髪を夜会巻きにし、パンツスーツで向かった。
会社は、とあるマンションの一室。
受付で待つ。
すると、女性スタッフが迎えに来てくださった。
私以外に3人がいた。
ビックリしたのは、みな普段着だったということだ。
なんで?入社試験じゃないの?
翻訳ギョーカイって、こんな感じなの?
ちょっと、シンジランナイ!
あんた等、なめとんのん?
就職試験でしょう?
私だけ完全に浮いていた。
つづく
翻訳会社の一次試験の日がやってきた。
試験は、日曜日。
私は髪を夜会巻きにし、パンツスーツで向かった。
会社は、とあるマンションの一室。
受付で待つ。
すると、女性スタッフが迎えに来てくださった。
私以外に3人がいた。
ビックリしたのは、みな普段着だったということだ。
なんで?入社試験じゃないの?
翻訳ギョーカイって、こんな感じなの?
ちょっと、シンジランナイ!
あんた等、なめとんのん?
就職試験でしょう?
私だけ完全に浮いていた。
つづく
2009年7月26日日曜日
4: 賛成、ではない?
私は、派遣社員で秘書をしている。
ひそかに、とある翻訳会社に応募をしたら、 書類審査が通った、のつづき。
1次試験の前日。
夫に応募したことを告げた。 ビックリしていた。
夫の反応は今ひとつ、だった。
・給料が下がる。(30%ダウン)
・会計士はどうするの?(受けようとしていた)
腑に落ちないのはそんなところだった。
やっぱり金や安定よりやりたいことを求めるタイプなんだね、と言った。
「応援してくれないの?」
「そんなことはない」
じゃぁ、なんなんだ。
給料が下がる話をされ、 どうやって生活してくの?と責められたのは 寂しかった。
つづく
ひそかに、とある翻訳会社に応募をしたら、 書類審査が通った、のつづき。
1次試験の前日。
夫に応募したことを告げた。 ビックリしていた。
夫の反応は今ひとつ、だった。
・給料が下がる。(30%ダウン)
・会計士はどうするの?(受けようとしていた)
腑に落ちないのはそんなところだった。
やっぱり金や安定よりやりたいことを求めるタイプなんだね、と言った。
「応援してくれないの?」
「そんなことはない」
じゃぁ、なんなんだ。
給料が下がる話をされ、 どうやって生活してくの?と責められたのは 寂しかった。
つづく
2009年7月25日土曜日
3: 忘れていた
もやもや派遣社員の私。
誕生日にふと見た求人にびびっと来て
応募した、のつづき。
2009年2月、公認会計士を目指し、借金をしてまで会計の学校に通い始めた。
誕生日にふと見た求人にびびっと来て
応募した、のつづき。
2009年2月、公認会計士を目指し、借金をしてまで会計の学校に通い始めた。
夫にはすぐに言えなかった。
会計士をあきらめてよいのかどうか。
自分にそんな迷いがあった。
会計士をあきらめてよいのかどうか。
自分にそんな迷いがあった。
応募する映像翻訳の会社へ進むことは、会計士をあきらめるに等しい。
でも、私は翻訳がしたいんだ。
専門分野や資格の勉強は、翻訳の職に就くというゴールのための
ただのプロセスなのだ。
これで、翻訳の職につけるのなら、
その分野で一生懸命がんばるのみだ。
数日後、書類審査が通った。
でも、私は翻訳がしたいんだ。
専門分野や資格の勉強は、翻訳の職に就くというゴールのための
ただのプロセスなのだ。
これで、翻訳の職につけるのなら、
その分野で一生懸命がんばるのみだ。
数日後、書類審査が通った。
1次試験は、英日の字幕と日英の資料翻訳のトライアルだという。
私は、映画の字幕の仕事にかかわるなんて、雲の上のようなことだと思っていた。
正直、字幕や吹き替えの勉強なんてしたことがなかった。早速、バベルの無料講義を聴き、アルクで字幕のコーナーを読み漁っては訳してみた。
字幕には、文字制限、数字の表記の仕方、句読点についてなどルールがある。
楽しかった。
忘れていた。
翻訳を面白いと思えることを。
つづく
2009年7月24日金曜日
2: 滑り込みセーフで応募
妊娠したらクビの派遣社員。
不安定で、残業もそこそこ、交通費無し。
この業務を、あと5年やりたいかと言われたら、絶対にNoである。
それなのに、このまま続けて何になるのだろう。
専門性のないまま年をとり、新たに仕事を見つけようとしても
不安定で単価の安い、単純作業しか応募できないだろう。
女の価値は、1秒ごとに下がる――。
「闇金ウシジマくん」にでてくるセリフが心に刺さる。
変わらなくちゃと、公認会計士を目指し勉強を始めて5ヶ月。
という、前回のつづき。
つづく
不安定で、残業もそこそこ、交通費無し。
この業務を、あと5年やりたいかと言われたら、絶対にNoである。
それなのに、このまま続けて何になるのだろう。
専門性のないまま年をとり、新たに仕事を見つけようとしても
不安定で単価の安い、単純作業しか応募できないだろう。
女の価値は、1秒ごとに下がる――。
「闇金ウシジマくん」にでてくるセリフが心に刺さる。
変わらなくちゃと、公認会計士を目指し勉強を始めて5ヶ月。
という、前回のつづき。
転機は7月のとある日曜、私の誕生日に訪れた。
12時を回る前に、夫とのっちゃん(友人)と中華料理屋にいく。
日付が変わり、31歳になった。
ビールで乾杯。餃子を食べて帰る。
翻訳がしたいと思っているのに、まだ手が届かない。
それなのに、31歳に「なってしまった」と思った。
それなのに、31歳に「なってしまった」と思った。
今まで自分は何をしていたのか。
手放しで喜べない、もやもや複雑な誕生日を迎えた。
手放しで喜べない、もやもや複雑な誕生日を迎えた。
夜中に家路に着き、
とらばーゆをたまたま見てみると、
「翻訳・通訳」の仕事が一件。
映像・字幕の翻訳者の募集だった。
私は、ビックリした。
期限はあと1日。
誕生日に出会った求人に
勝手に運命のようなものを感じた。
夜な夜な履歴書をパチパチと入力し、送信した。
つづく
2009年7月23日木曜日
1: 派遣の秘書の話
とある監査法人で派遣社員として秘書をしている。
秘書といったら、きれいな響きかもしれない。
でも、何してるのかといわれれば、それは雑用である。
私は本当は翻訳がしたい。
でも、どこも受からず、結局今の職場にたどり着いた。
でも、どこも受からず、結局今の職場にたどり着いた。
秘書から抜け出したかった。
そのために、自分に足りないものは何だろうと考えた。
専門分野がない。
経済や会計を勉強しようと思った。
専門分野がない。
経済や会計を勉強しようと思った。
また、監査法人の組織の中で、事務から脱するには
会計士になるしかない。
私は、2009年2月から資格の大原に通い始めた。
70万円もした。
経済的に厳しいので、ローンを組んだ。
授業にはなかなかついていけない。
簿記は考え方を覚えるのが大変だ。
それでも、粛々と続けるのみだった。あるいは、そうする他ないと自分に思い込ませていたのかもしれない。
つづく
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