翻訳会社を受けに行った帰り道。
夫に責められる。
今まで会計の勉強してたのに、何で映画の会社うけるの?と。
のつづき。
その夜、私はトライアルが出来なかったことに凹んでいた。
また、自分のこれからのことを考えて凹んでいた。
夫とのっちゃんと話した。
わたし、わかったんだよ。
会計の勉強をすることが、
会計士になることが、自分がやりたいことにつながるんだ、と
思い込んでいたことを。
トライアルで不思議の国のアリスを訳したら
すごく楽しかった。
私は、自分が間違っていたことに気づいた。
映像翻訳なんて、愛知にいた頃は学校もないし
仕事もない。雲のような存在だった。
だから、目指そうなんて考えもしなかった。
食べていけるわけがないと思った。
求人の中で自分の道を選ぶしかなかった。
結果的に、実務翻訳を目指す方向になった。
東京に来て、映画会社の求人があったり、
今日みたいな翻訳の求人があったりして、
ビックリした。
面接までこぎつけて、もしかしたら
無理じゃないのかもしれないと思ったら、
どうして、今までがんばらなかったのかを悔やんだ。
でも、そのおかげで、はっきりわかった。
私は、自分で自分に制限をかけて、あきらめさせていたんだ。
何てことをしてしまったんだ。
もう時間はもどってこない。
私は、ポロポロないた。
夫は、がんばれ、と言った。
のっちゃんは、やりたいことがわかってよかった、と言った。
60万のローンはまだ残っている。
どうしよう、と私はまた泣いた。
金なんて、後でどうにでもなる、と夫は言った。
つづく
2 件のコメント:
はじめまして、こんばんわ。
自分と少し境遇がかぶったので、とてもこの記事に共感を覚えてしまいました。
ある物事を知っている知っていないで、色んなこと大きく変わりますよね。
あと人間は自分に対しての言い訳を考えるのがとても得意な生き物だそうです。。。(^_^;)
可能性を信じて頑張ってくださいね!
優しい理解のある素敵な旦那さんで良かったですね(^_^)
こんばんは。
初コメントでした。びっくりしました。
彼方と似た境遇。どんな点だったのでしょう。
言い訳。そうだなぁ。今までサボってきたなぁと今頃になって思います。
その分、がんばりますよ!ありがとう。
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