前回の投稿は「Collect-me-nots」と題された記事についてだった。
私は、このタイトルで、ある花の名前を思い出した。
私は、このタイトルで、ある花の名前を思い出した。
こんな逸話がある。
大雨が降った翌日、水かさが増した川には濁った水が勢いよく流れている。
岸辺には、小さな青い花が咲いている。
そこへ通りかかった、男の子と女の子。
二人は、きっと恋をしている。(と、私は思う)
女の子が、あの花きれいね、とでも言ったのだろうか。
男の子は、うなるような激しい流れのすぐ脇に咲いている花を
彼女にあげようと、そっと近づいた。
彼女にあげようと、そっと近づいた。
手を伸ばして、なんとか花を摘んだと思った、その瞬間
彼の足元の土が、どさっと崩れた。
とっさに彼は、その花を女の子に投げて、叫んだ。
"Forget me not!"
そして、あっという間に激流にさらわれて、そのまま戻らぬ人になった。
悲しいエピソードを持つその花の名前は、忘れな草。
この花を見かけると、そんな逸話を思い出す。
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