「源泉あるいは、上流にある情報を参照すべし」であった。
映画のタイトルや出演者の表記を確認したいのなら
どこかの情報サイトではなく、公式サイトを参照しなさい、ということだ。
ピノキオは、いろんな人が書いていて、原作の話がアレンジされているものが多い。
ある本では、サメだったものが、別の本ではクジラになっていたり、
キャラクターが死ぬタイミングが違ったりする。
有名な話だからこそ、出発点である原作を読んでみた。
西村書店の『ピノキオの冒険』。挿絵と翻訳が素晴らしかった。
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「金原瑞人訳」って書いてあると安心する |
カルロ・コルローディ原作
ロベルト・インノチェンティ絵
金原瑞人訳
広角で捉えるダイナミックな構図 |
曇り空を思わせるような、くすんだ色のトーンで綿密に描かれている。
ピノキオに危機が迫ったり、怖いシーンの雰囲気にぴったり。
何だかコワイ雰囲気なのは、下から見上げる構図だからかな |
ピノキオ、悪いヤツらに襲われ、寒々しい森でシメられる |
青い髪の妖精。この髪の色、ヲタクアニメの原点か |
枠から、ちょこっとはみ出る絵は、臨場感が出る。
そういえば、手塚治虫は、時々コマからはみ出すように描いている。
しっかりした大型本で、インノチェンティの絵が映える。
2013年2月新装版として増刷となっている。
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