藤子不二雄のコンビ名で、漫画を書いた藤本弘と安孫子素雄。
少年時代の昭和30年代、漫画がまだ市民権を得られていなかった。
まして、地方においては漫画家がまだ職業として認識されていなかった。
どうやったら漫画家になれるか、道などないけれど、
書きたいという情熱に駆られて“まんが道”を歩んでいく。
夢に向かって進む清々しい物語。
高校生のふたりは、春休みに、富山から東京にやってきて、
原稿を出版社に持ち込み編集者に見てもらうシーンがある。
『まんが道』のコマに描かれている場所に実際に行ってみた。
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「!」をつけるほどのことではない |
少年画報社は、今も健在。
私はこの通りを自転車でよく走る。
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学童社に向かうふたり |
学童社という出版社はすでに倒産し、今は存在しない。
ここが出していた『漫画少年』に手塚治虫が『ジャングル大帝』を連載していた。
今は、日中友好会館となっている。
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玄関はどうした? |
「実際、訪ねてみたら、ガッカリした現在の姿」をここまでやってくれるとは。
裏口か。
こま犬、もっと活用したって。
「なぜこの場所にこま犬が?」と以前から、疑問に思っていた。
昔はここが玄関だったのだろう。
藤子不二雄は、このこま犬をドキドキしながら見上げたんだなあ。
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