2014年8月9日土曜日

ブラックなレート

毎月テキストの日英翻訳を翻訳者にお願いしている。
そのレートの安さに心が痛む。

通常、1文字あたりの料金で設定するのが多いと思うが
その案件はA4サイズ1枚で5,000円。

「フォントは小さくして文字ぎゅっと詰めてね」と引き継ぎを受けた。
「今まで嫌がらせかってくらい、ぎゅうぎゅうで送ってたから(笑)」

いや、笑えない。

この案件は、クライアントから受注したものではなく
事務所の広告宣伝。純粋な費用である。
発注する側としては、費用を抑えたいところだが
対個人事業主にレート叩き
とにかく安くという圧力には嫌気が差す。
ある種パワハラじゃないのだろうか。

前任者の送っていたファイルを見ると
フォントは10.5で、余白を「狭い」に設定している。
まあ、10.5なら、常識の範囲かもしれない。
でも、「狭い」は悪意を感じる。

計算するとペラ5,000円で、1文字3.9円。

納期は翻訳者任せで、いつ納品してもよいからといって
日英翻訳で、1文字4円以下だなんて、プロに頼むレートではない。
せめてペラ1万円くらい出せないのだろうか。
月に1~3枚で、大量にあるわけではないのだから
単価を上げても、会社の企業活動を圧迫する額ではないのではないかと思う。
しかし、何の権限もない私は意見できる立場にいない。

余白の「狭い」を「デフォルト」に変更して広く取り、
段落ごとに1行挿入して、少しゆったりさせるのが、せめてもの抵抗。
それでも、1文字5円レベル。
ああ、ブラック…

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