2014年8月17日日曜日

40年目に好きになる

ハローキティは、今年40周年を迎えた。
これまで、キティには全く興味がなかった。

シンプルな絵は、ミッフィーの模倣に思えた。
目が黒い点であること、まっすぐ正面を見ていることなど。

ミッフィーは大好きだ。絵本の世界があるから。
背景の色が物語の中で重要な役割を果たしている。
一枚の紙にブルーナが余白をたっぷりとって配置し
筆でゆっくり引いた、揺らぎのある線で描かれる。

キティは対照的だ。
キャンバスの上の世界というよりキャラクターグッズのために生まれた。
商業的すぎて、好きになれなかった。

ところが、今年になって急にかわいく思えてきた。
キティは、どんなかぶり物も厭わない。
色んなものとコラボレーションをする。
フグになったり、みかんになったり、キノコになったり。
サンリオピューロランドの赤字を背負って
頑張っていたんだ、と気になるようになり
見ているうちにキティが愛らしく思えてきた。

最近では、ペコちゃんとコラボレーションをしている。
キティは、口がないのがトレードマーク。

しかし、そのアイデンティティをあっさり捨て、ペコちゃんになってしまった。
潔い。
ペコちゃんとハローキティのコラボお菓子発売!
相手を選ばず、仕事をしまくるキティ。
来るもの拒まず、か。
フリーランスもかくありなん、かな。

コラボしているキティを見ると、私も仕事がんばろう、と思う。

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