2012年10月27日土曜日

もしもし、カメよ

先日、2社に応募して、そのうち1社から回答が来た。
映画の紹介記事をトライアルとして訳した。

難しかった。
関係代名詞で、後ろから、どさどさと情報がかぶさってくる。
日本語にすると、息切れしそうな文になってしまうが、
2文に分けると、その直前の文との流れが滞る。

原文では、情報が対になっているが、
語順のまま日本語にすると、その比較が消えてしまう。

書いては消しての繰り返し。
3歩進んで2歩下がる。

以前、「書くスピードが速くなった気がする!」と喜んでいたが
そうでもなかったわ。

トライアル素材は1200ワード。日本語仕上げ3300字くらい。
納期の設定は特になかったが、時間をかけすぎてもいけない。
学校のトライアルが5日間なので、それを基準にした。
データ受領の5日後に、何とか仕上げて提出。


さて、翻訳者は、1日どのくらい処理するのかなと参考値を調べてみた。

ISSのサイトでは1日1200ワード
http://www.issjp.com/honyaku/faq.html

通訳翻訳ウェブマガジンでは2000-2500ワード
http://www.tsuhon.jp/world/world_06.html

素材によりけりとはいえ、
今回受けたトライアルの分量なら、
普通は1日で納品するペースでこなすのかな。

まだまだ、全然、手が届きそうにないな…

2012年10月20日土曜日

トライアル、ガンバル

翻訳会社に応募して4日後、連絡があった。
登録スタッフも社員もどちらも募集しているという。

社員枠で応募する旨メールをすると
素材が送られてきた。

約1200ワードのベタ訳。
期日は特に明記がない。

先方の送信時間を見てびっくり。
午前1時半。

もし仮に受かったらよ、こんな時間まで会社にいるのだろうか。。。
夜が深い仕事なのは覚悟しているけれど、
それなら家でやるから、帰りたいな。
いや、最初は、雑用だ。
雑用なんて家にもって帰れないはず。
毎日終電ギリギリ、もちろんサービス残業、手取り10万ポッキリ、だったらどうしよう。
余計な不安が脳裏をよぎる。

いけない、いけない。
先方の話を聞けばわかること。

面談にこぎつけるために、
今はトライアルに集中しよう。

2012年10月19日金曜日

Ready to go

レジュメは、何もなくても半年に1度、見直しをしている。

私は転職回数が人より多い方だ。
特に仕事を転々としていると、記憶が上書きされていく。
急に書こうとすると、結構忘れてしまっている。
現職の詳細は、記憶が新しく、材料がたくさんそろっているうちの方が書きやすい。

いつ何時、応募したい案件と出会うかわからない。

2012年10月17日水曜日

2社に応募した

ある会社のトライアルを合格して登録してもらったのだが、
おそらく仕事はこないだろうなあと思う。

その会社に勤める知人の話によると、
・仕事量が減っている
・今の翻訳者で回っているみたい
・大体いつも同じ人に頼んでいて、稼働している人は限定的
・募集は随時なので、この今の時期に仕事があって増員したわけではないらしい

経験者が全員断るような仕事が発生しない限り
私には回ってこないような気がする。
合格した会社で塩漬けになるのはよく聞く話だ。

それにもめげず、学校主催のトライアルの合間に、あと9社受けるぜー!
と思ってはみたものの、なかなか受けられるところがないものである。
経験年数2-3年以上と書かれているところが多い。
「2年未満でも、本編を多数経験していれば可」などと書いてある。

募集していて、且つ経験年数の記載がない会社を
何とか、2社見つけたので、
トライアルを受けさせてください、とレジュメを送ってみた。

まあ、書いていないだけで、本当は
「今は募集してないけど、HPの更新面倒くさい」
あるいは
「新人はこれ以上いらない」って思っているかもしれない。

まだ駆け出してもいない人は、どうしたらスタートラインに立てるのだろうか。
答えの出ない問いを反芻しては、途方に暮れる。

2012年10月5日金曜日

発芽を待つ

私は先日トライアルを受けた。

概要書を見ると、合否の回答は「データ受領後2週間以内」とある。
でも、2週間目に連絡はなかった。
次の日の18時ごろ電話をかけてみた。

その会社には、友達が経理担当として勤めている。
彼女によると、トライアル担当者は、
今週、トラブルに巻き込まれ、とても忙しいらしい。
おまけに、イライラし、気が立っているのだとか。

そりゃ、たぶん私の字幕のチェックなんてしてられないよな・・・。
メールはかえって負担になると思ったので、電話にした。

「概要書には2週間以内に結果が出るとありまして
実は昨日がその2週間目にあたるのですが
結果が出るのは、もう少しかかりますでしょうか?」

「あっ。そうですね、連絡しようと思っていたところです」

蕎麦屋の出前風。(笑)
不可の場合も連絡をくれるとの確認をとり
電話を切った。

「あっ」から、彼はまだデータを確認していないような気がした。
「そんなの信ジランナイ!放ったらかしなんて」と思う人もいるかもしれないが
私は、何だか良い予感がした。

もくもくと、勝手なシナリオが思い浮かんだ。

「やっべー!忘れとったわ。そいえば、トライアル受けた人、おったわ。
データ、きとったっけ?2週間前ってことは・・・ええっと、ええっと」
と、未読200件のメールボックスを探す。
慌てて、映像に重ねる。 「ふーん。ま・いいんじゃない?話、分かるし」
申し送りを読み「ふーん、ああ、そう、はいはい。OK、OK」
と、目を皿にして細かく見ている余裕はないってな感じ。

電話をした夜、11時頃メールが来た。
シナリオどおりかどうかは、さておき、結果は、合格であった。

よかった。
でも、うれしいけれど、本当に喜ぶのは、発注がきてからかな。
登録翻訳者になるのと、受注するのは、また別の話。
種を植えることはできたが、はたして芽は出るだろうか。

さあ、これから1年間は種まきの年。
学校のトライアルの合間に
あと9社、受けよう!

2012年10月3日水曜日

Well-done Translation

訳文を書いていて、文がねじれてしまうことがある。
主語と述語がきっちり結ばれていない文を書いてしまう。
名詞に埋もれている意味上の主語を掘り出してしまって、
文全体の主語と衝突したり、文字数を合わせようとして
こねくり回しておかしくなったりするのだ。

何だって、私はこんな文を書いてしまうのだろうか。
推敲時に気づけばよいのだが、
そもそもこんな不完全な文は、最初から撲滅したい。


丸谷才一著「思考のレッスン」にとても参考になる箇所があった。

書き方のコツとして、彼は、こう書いている。
頭の中で文の最初から最後までを作りなさい。
一文ができたら、それを記述しなさい。

“親譲りの無鉄砲で子供の時から損ばかりしている、マル”
と浮かんだら、それを書き始める。
とてもシンプルな考えだ。

思い起こせば、私は全く守っていなかった。
思い浮かんだ端から、タイプする。
言葉が消えるのが怖いのだ。
浮かんだ順に、一気に書き上げればよいのだが、
私の場合は、途中で「ええっと」と手を止めてしまう。
それがいけないのかもしれない。

初稿の精度を上げるために、このルールを意識してみよう。
文が完成するまえに消えてしまうのなら、
それまでの言葉だったということだ。

しっかり、火が通ってから、
皿に盛ろう。
余熱には限界がある。

2012年10月1日月曜日

おすすめの椅子


ハーマンミラー社のアーロンチェアはおすすめである。

約10年間使っているが、不具合が起きたことがない。
メーカーが12年間保証するからには、頑丈さには相当自信があるのだろう。

リクライニングの範囲と硬さ、アームの向きと高さなど
細かい調整ができるので、数時間座っていても、全く疲れない。

何より素晴らしいのは、「前傾チルト」といって、前傾姿勢で固定できることだ。
ハコ切りなどPCで集中したりする際には、
いくら姿勢を正しくしても、どうしても前のめりになる。
そんな時、普通の椅子だと、背中と椅子の間に空間ができてしまう。
アーロンチェアは、その空間を埋めるべく、前傾の姿勢で固定できる。
前傾になりながら、椅子に体を預けられるので、楽。

この前傾チルトの機能は、廉価版にはない。

欠点は、静電気でホコリを集めてしまうことくらいかな。


メーカーのウェブサイト:
http://www.hermanmiller.co.jp/product/aeron.html