2012年4月22日日曜日

日の沈まないSunset

Shortly after sunrise Tuesday, the powered-down space shuttle Discovery began its ride into the sunset atop a Boeing 747. 
(National geographic - Daily News)

4月17日早朝、退役スペースシャトル「ディスカバリー」がボーイング747の背に乗って最後のフライトに旅立った。 
ナショナルジオグラフィック ニュース

sunriseとsunsetで、対になっているがこのsunsetは、日没ではなく、「最後」の意。
こんな意味があるとは、知らなかった。

sunset
4 (一般に)終局,末期,晩年,最終段階:
『ランダムハウス英和大辞典』(第2版) 小学館

オックスフォードの例文では、
◇There is a five-year sunset on the new tax.
『Oxford Advanced Learner’s Dictionary, Eighth Edition』 Oxford University Press

sunsetなんていうと、税金の話もちょっとロマンチックに聞こえてしまうのは、気のせいだろうか。


オリジナル記事へのリンク
英語
http://news.nationalgeographic.com/news/2012/04/pictures/120417-space-shuttle-discovery-washington-dc-science-nation-final-flight-smithsonian/

日本語
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2012041801&expand#title

2012年4月19日木曜日

ただの不安


個人面談に期待するのは、自分の気づかない部分を鋭いナイフでぐさっと刺されることである。

翻訳の学校のコースを修了後の個人面談では、ざっくりしたフィードバックを受けた。

今後について、何かありますか?と言われたが、特になかった。
トライアルに合格しない限り、何も始まってはいない。
「次のトライアル、がんばります」以外に言うことはなかった。
人生相談をしても仕方がない。

学校側から合格もしていない人へのアドバイスといっても、
上手い原稿を書いてこい、以外にあるだろうか。
シンプルな話だ。

今後、か。
不安はあるが、迷いはない。


「ぼんやりした不安」。
芥川ほど深刻じゃアないが。

2012年4月14日土曜日

「答え」はどこに

翻訳の学校でトライアルを受け、その勉強会に参加した。
サンプル訳を見て、自分の疑問を解消する会である。
初めての参加だった。

配布されたサンプル訳に対し、批判的な人がいてビックリした。
表記など怪しい箇所がいくつかあるし、この原稿のレベルで合格なんですか、と言った。
やや小馬鹿にしたような口調でイラついた気持ちが含まれているように聞こえたせいか
純粋な質問というより反語的であった。
対する講師の答えは「合格です」であった。当たり前である。

翻訳は、答えは一つではないし、上を見ればきりがないものだ。
確かに配られたものは、手直しのしようがない程美しいサンプル訳例ではないかもしれないが、仕事をしていない人が、全体的な批難するのは、いささか失礼に思う。

謙虚であることを忘れてはいけないなと思った。

講師の方が、「答えを外に求めるのではなく、自分の内に探そう」と言ったのが印象的だった。

2012年4月6日金曜日

エキストラのアルバイトって

貧乏すぎるので、単発のバイトを探していると、エキストラのアルバイトがヒットした。
拘束時間は長いと言うが、待ちの時間は、本を読んだり勉強できるのでよいかなと思って、応募してみた。
色々あったけど、登録場所が会社に近いところにした。

雑居ビルの4F。
看板はない。ポストにテプラが貼ってあるだけ。

エレベーターが開くと、へたくそなピアノと歌声が聞こえる。
え?ここか?と思うが、
A4の紙に社名と矢印が書いてあったので、とりあえず扉を開く。
不協和音で、私の「こんにちは」の声がかき消される。

奥から、清潔感を感じさせないおじさんが、顔を出す。
私は部屋入っていき、面接に来た旨告げると、どうぞと言われる。

汚い事務所であった。
壁ははがれ、椅子はよたよたしている。
どうぞと言われた机は、アイドル雑誌っぽい雑誌と、汚い書類が山積み。
そして、耐え難い音楽の生演奏が鳴り響いている。
最悪の環境である。

彼にこれを記入してくださいと紙を渡される。
身長と靴のサイズは、まあ、いいですけれど、
バスト、ウエスト、ヒップっているんですか?
書かなかった。
私、エキストラですから。「村人1」ですから。

おじさんから説明を受ける。
ウチは、こんなプロダクションしています、こんなCMのオファーが来るんですと
書類を出すが、いちいちボロボロの紙をだしてくる。
何年前の紙なのだろうか。
有名企業なので大事にとっておいた鉄板ネタか。
「踊るxxx」とか「家政婦のxx」などで実績があるらしい。


「えーっと」と彼が、雑誌や切り抜きや脚本を私に見せようと、
がさがさすると、他の方が記入したプロフィールの紙がはらり。

ああ、私もきっとこんな管理をされるのか。
これ応募したの失敗だったかな、と思った。

彼の説明によると
・ギャラは容姿による。
・エキストラを務めている人は、経済的にしっかりしていて、趣味の人が多い。
開業医、看護師、キャビンアテンダントが多い。
・(役者やモデルとしての)教育を受けているかによる。
・ウチのエキストラは、ただの通行人とかじゃなくて、もう少しレベルが高いものを求めている。

など。

はあ。
容姿ですか。。。


わたしは、完全に不可であろう。
 

これもよい社会勉強になった。

帰り道、こんな変なバイトするくらいなら、毎日少しづつ残業した方が割が良いことに気づいた。。。




円満翻訳

私は、派遣社員として、社内資料の翻訳などをしております。

グループ内の翻訳担当は、私だけであり、他の方々は、
秘書やグループアシスタント、総合職である。

私が何て書こうかな、と手を止めているときは、決して暇なのではないのだが、皆が話しかけてくるので困る。。。

仕事の話なら、仕方がないが、しょーもない雑談だから困る。
かといって、私を好意的に思ってくださっている方に対して、邪険にもできない。

さすがに、赤ペンを片手に、ひじついて、うつむいて、
「わたし、赤入れしていますの」って時には
放っておいてくれるが、ネットで用語を検索していると
話しかけてくるのである。

ブラウザを見ているのは、ネットサーフィンではなくて、リサーチをしているのになあ。。。
常に、「話しかけないでください」オーラを出せるようになりたい。
 
「私、何々なんですぅー」という女独特の落ちがなく、話の膨らまない報告であることが多い。
そんな時、So what?は、「そうですか」と円満に翻訳される。
 



2012年4月4日水曜日

ワーキング・プアです

翻訳者を目指し続けるには、本人のやる気だけが問題ではない。

トライアル、オーディション、年会費、入会費。。。
色々お金がかかるものだ。

4月から、トランネットの会員になってオーディションをたくさん受けようと思っていたけれど、
年会費+入会費+1回の応募で、約18,000円。

今は、生活するのも、しんどい状態。手が出ないわ。
名刺もまだ作れずにいる。


そんな状態なのに、もうすぐ(まだ早いか)ゴールデンウィークがやってくる。
ハケンのワタクシにとって、わーいお休みと手放しで喜んでいられない時期である。

クレジットカードも払えず、止められ、学資ローンの返済が始まる。
NTTからは、契約解除するぞ、とはがきがくる。
(ちなみに、NTTは、3か月未納すると、最後通告が届くようだ。
さすがに払ったわよ。)

会社の方に、髪を伸びましたねー、と言われる。
ええ、伸ばしているんです、と言葉を濁す。
伸ばしているのではない、伸びちゃっているのである。

これまで、Wワークなんて、考えたこともなかった。
非効率的なので。
でも、もうそんなこと言ってられないのかな。。。

今を乗り切ればよいので、単発のバイトを探す。
販売とかイヤだしなあ、電話かける仕事もなあ、などと
消去していくと、何も残らない。

試験官のバイトを応募した。

落ちた。。。

2012年4月3日火曜日

I can't と I will not の違い

映画「真珠の耳飾りの少女」より

使用人: I can't. 
できません

主人: You can't? 
できない?

使用人: I will not.
いやです

「できません」を言い直して、「いやです」
助詞の意味を汲み取り、断る際の言葉の強弱が出ている箇所。

willを辞書で引く。

5 主語の強い意志・主張・固執⦆ どうしても…しようとする,必ず…する;否定文 どうしても…しない(▶will には常に強勢が置かれ,’ll の縮約形になることはない)
『ランダムハウス英和大辞典』(第2版) 小学館

willといえば、何となく、予定や推量、成り行きを表すイメージが強いせいか
やわらかいイメージを持っていた。

強い意思表示を表すwill。
映画で覚えると、その文脈ごと頭に入るから忘れないものだ。