100hユーザーは、ドングルをPCに差し、ソフトを起動している時間をできるだけ短くしようと、
まめにドングルを抜いていると思う。
私は、スポッティングが終わると、見直しリストをエクセルにエクスポートしている。
そして、字幕はそのエクセルを編集しながら考える。
書き終えると、ドングルを差して急いでSSTにインポートし、保存をしたらすぐにドングルを抜く。
100Hを使用している以上、エクセルとの連携が欠かせない。
しかし、SST G1はエクセルと互換性があると謳っているものの
カバーされていない点が2つある。
1つ目は、字幅カウントの警告が正しく表示されないことだ。
エクセル上で字幕を折り返すと、SSTでもきちんと改行されている。
字幅カウントの数字も正しい。
しかし、実際には改行として認識されてはおらず、
字幅オーバーを示す「!」のエラーメッセージが出る。
本当に字幅を超えていないかは、警告に頼らず数字をきちんと確認しないといけない。
原因は、SSTではウィンドウズの改行コードを使用しているが、
エクセルでは独自の改行コードを使っているから、らしい。
互換性の根本的な問題であり、対処のしようがない。
そして、2つ目が、本当に困った機能で、すべての漢字に勝手にルビを振ることである。
エクセルで入力し変換する漢字は、ルビデータを保存している。
表示上は、ルビを表示していない場合でも
そのルビデータがファイルに保存されている。
SSTは、おせっかいにもそのデータを読み込んでしまうのだ。
対処法としては、「入力して変換しない」ことである。
かといって、毎度、別ファイルに入力してコピペするわけにもいかない。
私は、次の方法を使っている。

1 ブランクのセルに、字幕を入力しているセルを参照させる。
2 参照させたセルをコピー
3 字幕を入力しているセルを選択し、貼り付け。「値と元の書式」を選択。
(2007以前のバージョンの場合は、「編集」⇒「形式を指定して貼り付け」から選択)

インポートする前に、一括で行えば簡単。
ルビデータが、入っているかどうかは、シート状では分からないが
関数を使えば検証することができる。
=PHONETIC(検証したいセル)と、関数を入れて、
漢字になっていれば、ルビを除去できている。