ちょっと残念だった。
トークセッションのタイトルが、
「初めて絵本の翻訳を語る」だったから、申し込んだのだが、
「翻訳」の話はほとんどなく、
本の製作や印刷、ビジネスに関する話が多かった。
海外印刷のコストの話(一括で複数言語を刷ると安くなるね)
版の管理の話(昔は木版だったけど、今はデータだね)
テキストの組み方の話(戦後、翻訳絵本は横書きになったね)
誤植の話(裏の出版年数とか書いてあるところなんかに誤植があるとシールを貼るね)など。
3月3日のセッション(オリオン書房@立川市)では、翻訳の話をするらしい。
翻訳は語られないトークショーだったが、
彼がおすすめする本の紹介は面白かった。
足を運ぶと新しい発見があるものだ。
彼の翻訳した「ピノキオの冒険」は新装版となって西村書店より出版されている。
装丁が簡略化されて、布張りで金箔押しのオリジナルに比べると「廉価版」で
なんだかなあと思っていた。
(それでも2800円するのだが)
実は、英語版にはインノチェンティの挿絵が多く入っていて、装丁も凝っているという。
その版は限りがあるらしいので早速注文した。
半分が布張りのハードカバーで、しっかりした紙質。
約3000円。
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