グラフィックアーティストのVahram Muratyanのブログが書籍になった
"Paris versus New York"。
パリに生まれ、ニューヨークにインスピレーションを受けたデザイナーが
2つの都市をいろんな切り口でつきあわせていく楽しい本。
色のトーンが見ていて気持ちよく、絵はすっきり、シンプル。
着眼点が面白いなあと思う。
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| ジャン=リュック・ゴダール と ウディ・アレン |
原書の副題は、
"A tally of two cities"。
Tally とは、「割り符/合い札」の意味である。
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| 割り符 |
「借金や支払の額が示す刻みのついた棒で、それを縦に二つに割ってそれぞれが所有し,後日の証拠とした」らしい。
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| ばきばきばき・・・ |
って、日本史で習ったかなあ。まったく思い出せない。
似ているけれど異なる2つの要素を集めた本として、
「割り符」を出すのは、言い得て妙である。
表紙もまさに、そんな意味を込められている。
しかし、いくら、原文に忠実にすべしといえ、
パリとニューヨークの組み合わせで、あの表紙である。
日本史の教科書に出てきそうな「割り符」と出されると、
急に、ずっこけてしまう。
さて、日本版では、どうなったかなと思ったら…
| 小さくてすいません |
“二つの都市のヴィジュアル・マッチ”
ただ、これは、「Tally」から「ヴィジュアル・マッチ」を導き出したわけではない。
本の裏に書いてある著者の言葉"A friendly visual match between two cities…"を副題に持ってきているのだ。実はtallyが単に訳出されていないだけであった。
tallyがどんな言葉になるか、楽しみにしていたので、
ちょっとがっかり、でも、納得であった。
ヴァラム・ミュラティアンのブログ
http://parisvsnyc.blogspot.jp/
「ジャン=リュック・ゴダールとウディ・アレン」のページ
http://parisvsnyc.blogspot.jp/2010/10/le-realisateur.html
ここから、英語に関係のない、おまけの話
「割り符」的なものって何があるかなあ?
思い浮かんだのは、懐かしいアイスクリームであった。
ダブルソーダっていう、アイスクリーム。
子どものころ、よく食べた。
棒が2本ついてて、真ん中で割るタイプのもの。
でも、値段は1本分のと変わらない。
最近は、ひとつのアイスを2人で分けるなんて、なくなったのかな。。。
と、調べてみると、今も売っているらしい。しかも、60円!
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| これ、これ! |
あと、「割る」、といえば、「ポッキー」とか「ちゅうちゅう」って呼んでたアレ。
あの、ビニールにジュースが入っていて、棒みたいになってて、
凍らして、真ん中で折るやつ。
片方がまあるくて、もう片方は、尖ってた。
私は尖ってる方が、ちょっとだけ多めに入っている気がして、好きだった。
ああ、有名なのあったよな、なんだっけ?出そう、ダメだ。
「チューペット」
そうそう!あった、あった、と思ったら、すでに製造中止となっていた。
http://gigazine.net/news/20090828_tupet/
チューペット画像 まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2125144167107606565





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