男友達とアイスクリームの話になった。
私は、ベートーベンと3時のおやつに
アイスクリームを食べたことを話した。
アイスクリームを食べたことを話した。
すると、彼が言う。
「何食べた?」
「ピノだよ」
「何それ」と彼は意味深な視線を投げる。
「はあ?何が?」
「それは、かわいさアピールか?」
「はいっ?何で?ピノが好きなだけだよ」
私は笑った。
私は笑った。
「ね、ピノってかわいいの?脂肪分が高いから?」
「いや、そういうことじゃない」
彼曰く――
例えば、レモンサクレは一見さわやかそうだけど、
木のスプーンで、力入れてガリガリっと突くのは
色気がない。
そこへいくと、ピノなんてのは、
スティックでぷすっと指して、
ひと口でパクっと口に含み、
そんなこと考えたことなかったわ。
でも、物語を訳す時には、この発想は大事だ。
登場人物のキャラクターやイメージって
こういう小さな演出の積み重ねで作り上げられる。
「ふーん。じゃ、一番エロいアイスって何?」
「わはは、もう、バカ!やらなくていいってば!」
と、彼の腕をはたいた。
男の人は想像力が豊かですな。
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