2012年8月26日日曜日

映画祭の翻訳の話 1:昨日もそう思った

映画祭の字幕制作メンバーのトライアルを2つ受けた。

このトライアルの応募はタダだった。
まだどこにもたどり着けていない私は
受けられるものは、受けておこうと
応募までのことしか考えていなかった。

どちらも合格の通知が来た。
トライアルは同時期にあり、説明会もごく近い日時。
結果が出るまで、スケジュールが重なることなど頭になかった。
記念すべき初仕事に手が届き喜んだのもつかの間
2つもこなせるのだろうかと不安に襲われ憂鬱になった。

作業環境が整わないまま、掛け持ちで作業をすすめなくてはならず
気持ちはますます焦る。
まずはSSTを買わなくてはいけない。
顔合わせの説明会の帰りに、ソフトを注文した。
てっきりすぐ手に入るものだと思っていたのが甘かった。
その日は、金曜日。
週明の月曜に、注文を入れ、到着は最短で火曜だと聞いた。

チームメンバーは取り掛かっているのに、
私は、週末を含めて4日間ハコも切れない。
映像とスクリプトが配布され、第1稿は1週間後が締め切りだ。
とりあえず、フリーソフトで大体のタイムコードを出して、
訳文を考え始めることにした。

ああ、合格と聞いたその日に、購入をしていれば
時間のロスはなかったはずだし、
ソフトに慣れておくこともできたのにと悔やんだ。

いや、学校の区切りがついた時点で購入し、
ソフトの使い方で困ることのないよう備えておけばよかった。

2007年のNikeのコピーが、ぐさりと胸に刺さった。







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