ゲド戦記の原作と翻訳版を突き合わせながら読んでいる。
原作はル=クヴィン、訳は清水真砂子。
日本語が美しく、とても楽しく読める。
情景描写の言葉選びが
ドラマチックでわくわくする。
p9.
The fog was thinning now under the heat of the sun that shore bare above on the peak in a bright sky.
p16
霧は太陽の光に暖められて、しだいに薄れていった。太陽は、今や、天空高く、峰の頂きの上にさんさんと輝いていた。
?
the forest, from which he could see the sea, that broad northen ocean where, past Perregal, no islands are.
?
尾根からは海が見えた。茫漠とひろがる北方の海にはペレガルを最後に、その先どんな島も浮かんではいなかった。
天空、峰の頂き、茫漠と広がる——。
自分から出てくる語彙にはない言葉である。
また、pastの読み方、表現の仕方が、ううむ面白いと思った。
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