ほかの制作会社と少し違うかもしれない。
途中経過のファイルを仮納品として納品している。
これは配給会社が予告編を作るにあたって
ストーリーを把握するためのもので
文字数に収まっていなくてもよい。
最後まで訳してあり、意味の分かる日本語が入っていて、
ストーリーが把握できればOK。
映像翻訳は1日あたり10分が標準的な作業スピードだと言われている。
クライアントが急いでいない時は
これを目安にスケジュールを組んでいる。
急ぎでない場合は、「仮」の字幕は、
1日10分で換算した上で、マイナス1~2日。
最終納品日は、仮納品から3~4日後くらいにしている。
でも、いつも時間がとれるわけではない。
先日、急ぎの案件ということで、翻訳者に頼みこんで
100分のドラマ作品を3日で仮字幕、
映像到着後7日目に最終納品をして頂いた。
3日って…
いくら何でも言いづらすぎる。
そう思いながらも何とかねじ込んでもらった。
多少の穴はあっても、
仮の段階でも、ちゃんと言葉遊びの部分もひねってある訳が
できていてびっくりする。
依頼している翻訳者は、いつも仕事を抱えていて、
実際には1日10分以上をこなしている。
もちろん、ハコも自分で切っている。
速い翻訳者は上手い。
上手いから速いのかな。