2013年8月21日水曜日

繰り返し

難民映画祭の日本語字幕制作をした。

素材を受け取ると、絶望的な気持ちになった。
こんなの訳せるのか?と思った。

トライアルなり、これまでの映画祭なり、
初見では毎度同じような気分になる。

おまけに、分量が予想していたよりも多かった。
10分くらいかなと思っていたら
25分を担当することに。
これだけの尺を担当のは初めてだ。

どうしよう、どうしよう、と思いながら、
本を読んで、辞書を引いて、何度も映像を見た。
何とか第1稿の完成までたどり着くと
できるかも、少し落ち着いてくる。
本当は、そこからが時間がかかるのだが。

赤鉛筆を片手に、ベッドにごろんと
だらしなく寝転んで原稿とにらめっこしていると、
第1稿なんて跡形もなくなってしまう。

修正し、映像に合わせて見て、気になったところをチェック。
データを出力して、赤入れ。
それをひたすら繰り返す。
時間はどんどん過ぎていく。


チームの方と摺合せを経て、納品した。
ディレクターからのレビューを待つ。
気付けば夏休みは残り2日になっていた。

最初は、弱気にだったけれど、
形が見えてくると、来年も暇だったらやろうかな、などと思う。

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