2011年2月26日土曜日

部長のコネ?

私は、紹介予定派遣の「ハケンさん」。
3月で契約打ち切りである。

ハケンの営業から、そう通達を受けた午後、
部長に呼び出された。

「聞きましたか?」
「はい」

担当部長、主任に話したら、とても残念がっていた。
総務部では大変評価が高かった、
俺は、あなたを評価している、
みな私が落ち込むのではないかと、とても心配している、と言った。

私は、この会社、やだなぁとずっと思ってきたが、
彼らがいるから、がんばろうって気持ちを持ち直した。
その人々が私に対し温かい気持ちで居てくれたと思うと
ほろりときた。
不覚にも部長の前で泣いてしまったわ。

部長は、私の再就職を全面的に支援すると言った。

娘さんが、丁度就職活動をしており、コネを探しているらしい。
彼は、50歳位。友人らも管理職のお年頃だ。

私は部長と同じ名字である。
だから、何だか他人とは思えねぇンだよな、と言う。

月曜に某ラジオ局の本部長に、社用車を使って会いに行くのは、
娘さんの就職あっせん、らしい。。。

あなたも履歴書を持ってきなさい、
こっちがウチの娘で、こっちは、娘のような者ですって言うからさ、と。

部長も3月末で別の会社に異動になる。

切られるのに、あと1カ月めんどくせーな、って思ってるかもしれないけどさ、 お互い3月末まで、がんばろうぜ、と部長が言った。

sucker-punched

私は紹介予定派遣契約を会社と結んでいる。
3月が期限。
続けるかどうか迷っていた。

でも、家計のこともあるし自分を殺して続けようとやっと決心した矢先のことだった。

契約の打ち切り。
クビである。
びっくりした。

紹介予定は、トルかキルの二者択一しかない。
私に代わりは、契約を終えるはずだった派遣の人が続けるらしい。
私が契約社員を望んでいるが、秘書として求める所に達しなかったらしいわ。

契約社員への志向が強いので会社とマッチしないという理由を聞いた。
長く働きたいと思うことが裏目にでることってあるんだな。
“すぐに辞められたら困るので、長期で働ける人募集”、だったのにね。

聞いた時は、がっかりもしたが、今はスッキリしている。

新しい仕事。新しいスタート。
妙に明るい気持ちでいる。